てんこもりシリーズ、時系列無視して書き散らかしていますが12月の演奏会の初っ端はピアニスト、ヴァレリー・アファナシエフのリサイタルでした。
プログラムはオールショバン。
ピアニストであり詩人でもあるアファナシエフの紹介文にはしばしば鬼才という言葉が使われていて、初めて聴く身としてはどのような演奏会になるのか期待と不安が入り交じります。
客席が暗くなるとニコリともしない(ように2階席からは見えた)アファナシエフ登場。
ピアノを鳴らしきった豊かな響きのワルツ・マズルカやポロネーズは、美しいだけでなく時に諦めのため息を漏らしたり世の中を?皮肉ってみたり、一瞬も聴き逃がせない。
「汚れ役もできる役者」のようなピアニストがいるのですね。
普段は閉じているある種の感情が揺さぶられる、濃厚な時間を過ごしました。
アファナシエフを招聘されたノヴェレッテ代表の板垣千佳子さんのnote板垣千佳子|note